こんにちは、クッキーナッツパパです。
「クッキーナッツパパが
こっそり教える一眼上達三つの秘訣」
の第八回目です。今回は手振れ防止や長時間の撮影にも耐え得る
構えの重要性についてレクチャーさせて頂きます。早速はじめて行きましょう。

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構え(フォーム)は重要です。
しっかりした構えがあると安定した撮影が出来ます。
またどんなベテランになっても、フォームがいい加減になってくると
写真がだらしなくなってきてしまうものです。

実はそういう私も
先週ショッキングな事がありました。
何と写真が全部傾いているのです。
撮影中は気づきませんでしたが、
モニターに写してみてそれが分かったのです。

この道二十何年とやってるのにです。
理由はやはりフォームが傾いていたのです。
びっくりしました。
急いで矯正して脇をしっかり締めなおしました。

私達が狩をしていたとすると、カメラが鉄砲に相当します。
もし武器である鉄砲がふらふらしていたら
獲物をしとめる事が出来ません。
また、なかなか獲物が現れなかったとき、
つまり我々で言うところのシャッターチャンスが現れず
長期戦に持ち込む場合も、適正な構えをしていれば
疲れることがありません。
いくつかポイントを紹介します。

あ、その前に大事なこと。
カメラストラップ。
これは首にかけるか、

4F0A1120_KUBI

右手首に巻きつけるかしなければなりません。

4F0A1125_MIGITE

なぜなら、大切なカメラが落ちてしまうかもしれないですし、
被写体に落下して傷つけてしまうのも防げるからです。
写真のようにどちらかに掛けましょう。

では、本題の構え。

①肩幅に開く
まずは、肩幅に足を開きます。

4F0A1126_KATAHABA

②左足をやや前
次に左足をやや前に出します。

4F0A1127_HIDARIASI

③まずレンズは左手で持つ

4F0A1123HIDARI_LENS

レンズは物によっては大変重量が出てきます。
その場合に備えて、レンズを左手で重みをしっかり受け止めます。
ボーリングに例えると良くわかると思うのですが、
右で重いボーリングを持ち上げると
右手が疲れてしまいます。
右手はコントロールする(シャッターを切る)大事な手なので
極力疲労を持ち込ませないようにします。

④脇をしっかり締める
当然脇はしっかり締めます。これ重要です。

4F0A1129_SIKKARI

縦位置の場合は図のように右手が上に来るようにするとよいでしょう。

4F0A1133_TATE

⑤おでこまでしっかり付けホールド
おでこまで密着させるのがポイント。これでおでこ(顔)とカメラが一体化しました。
帽子や、メガネと一緒です。顔の一部なんですね(笑)。右を向けば帽子やメガネも一体化して右を向き、左を向けば当然ですが、帽子もメガネも左を向きます。
それと同じです。顔の方向とカメラは一体化しなければなりません。

4F0A1130_ODEKO

全体のフォームはこんな感じです。

4F0A1135ZENSIN

⑥シャッターは軽く切る。
シャッターを思いっきり押してしまうとその重みでぶれてしまいます。
人差し指の腹を垂直に降ろす感覚で押します。
その際、人差し指を離さないこと。
あくまでシャッターボタンに軽く触れている状況におきます。

以上がポイントです。
簡単なことです。
しかし、これらをサボっていると
写真に締りがなくなって後悔することになりますので
しっかりフォームを身に着けましょう!

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