前回は、日の丸構図からの脱却でしたね。
続きまして、構図のポイントの二つ目をお伝えします。
「水平を真っ二つにしない」
です。
つまり、画面の真ん中で上下真っ二つに分断してしまうと、上を見せたいのか、下を見せたいのか、見せ場があいまいになってしまうのです。
これを回避するのが次の方法です。
「上下三分の一で水平をつくる」
のです。
上が大きく空いても、下が空いても構いません。
空を見せたければ上を大きく。
地面を見せたければ下を大きく。
ただ、「その上下配分がどうしていいか分からない」
という方のために
三分の一
とうい比率を使おうと言う事です。
やってみるとわかりますが、
上下どちらかに重きを置いたほうが
ドラマになることが分かると思います。
非日常を求めて旅に出るのも良いことですが、
日常の中にドラマを作り出すのが演出です。
それはこのような構図を変えるところから簡単に作れるものなのです。
同様に次回は左右の比率についても述べたいと思います。
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